2020年11月12日掲載文
フィールドモニター田代智之氏のレポート
〜鹿児島県川内港沖 中の瀬釣行 〜
海況が少しでも崩れると行けない「中の瀬」へ行ってきました。メンバーは、クラブ員の福盛さん、馬場君、加藤君に宮崎から参加の清水君の5名です。
10月31日の午前7時の出航です。お世話になる渡船は「パイン」です。当日は午前8時ごろまで、北東の風が強いみたいですが、その後凪になる予報が出ています。
港から中ノ瀬までは30分ほどで到着します。ここ中ノ瀬は、九州本土と甑島の中間点にある、灯台瀬と親瀬の二つからなる小さな独立瀬です。潮通しは抜群で、魚影も濃く数、型共に期待が持てる磯です。
今回は、灯台瀬に馬場君と加藤君が、親瀬に私と福盛さん、清水君が上がります。何回来ても飽きない素晴らしいロケーションです。まずは、ルアーロッドを取り出して、四方八方に投げまくりました。運よく一匹のアカハタが飛びついてくれました。嬉しい一匹です。
いよいよ本命のクロ釣りです。オキアミ2角にジャンボアミ半角、パン粉2袋に集魚剤1袋を混ぜ合わせ2回に分けて使用します。
先に竿を振っていた福盛さんと清水君に状況を聞くと、マキエに数万匹?のイスズミが沸き上がっているとの事!ヤバイ!
私も準備が出来たので、Bポイントからマキエを撒きました。すると、数秒もしない間に、マキエには無数のイスズミの姿が確認できます。
マキエにど真ん中に仕掛け投入!一発で道糸が走り、見事にイスズミゲット!優しく放流。を数回繰り返しました。そこで、目先を変えて、マキエと仕掛けを離して時間差攻撃をしてみました。仕掛けが馴染んで、道糸が出ていきます。バチバチと今日一番の当たりが出ました。棚1本以上入ってました。
竿を叩かないやり取りは気持ちが良いものです。何度かの突っ込みを交わして浮かせた魚は、本命のクロでした。しかも43㎝の良型です。
生かしバッカンに入れて、次なる一匹を狙いますが、同じやり方では通用しなくなりました。どうしても先にイスズミが口を使います。そこで、しばらく磯を休める事にしました。
灯台瀬に目をやると、頻繁に竿が曲がっています。聞くとクロがマキエに湧いてくるようです。20m位しか離れていないのにこの差は大きいぞ!
愛妻おにぎりでお腹を満たしてから再び竿を振ります。しかし、状況に変化なし。マキエには無数のイスズミが!今日は大潮なのですが、潮が動きません。
目先を変えて、今度はA点からやや遠投をしました。マキエには相変わらずイスズミの姿が多くみられます。ジャイロN0αが良い感じで入っていきます。すると、道糸がきれいに走りました。
魚の引きからしてイスズミではないようです。海面に姿を現したのは、良型のクロでした。更なる一匹を狙って竿を振り続けましたが、納竿の時間までイスズミに遊ばれてしまいました。
灯台瀬の釣果は、下げの潮止まりまでは、クロがマキエに湧いてきたようで、良い釣果に恵まれたようです。しかし、型には恵まれなかったようで、最大で35㎝止まりだったと残念がってました。
港に帰り着くと、船長の美人奥さんが笑顔で迎えてくれます。ホッとする瞬間です。帰り際に、栄養ドリンクを頂いて、長い帰途につきます。
この時期の磯釣りは水温が高く、エサ取りの動きが高活性です。また、クロの活性が高ければ面白いのですが、まだ、まだ低いようです。少しでも潮通しが良い磯に上がった方が期待出来ると思います!
田代智之
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パイン090-3320-1771