2016年01月25日掲載文
フィールドアドバイザー大木朗氏のレポート
〜TEAM YAIBAメンバー達と! 〜
チームヤイバ静岡支部および神奈川支部のメンバー7名にて
1月23日(土)南伊豆:大瀬に行ってきました。
少々遅れたがこの日が2016年の初釣りとなりました。
この時期の伊豆半島全般は西の季節風に悩まされるが、
大瀬の磯では多少の西風でもどこかで竿を出すことが出来ます。
ところが当日は予想に反して北東の風6m~8m。
さらに数十年に一度という大寒波の予報となっていました。
出船直後、船内の水温系は14.1°。
静岡支部の石綿さん、神奈川支部の足立さんとで
「カンムリ」という細長い磯に渡礁となりました。
隣にある「平島」と「マタカネ」によって構成されている水道を釣ることになり、
船長によれば南側の船付で良型が出ると言うことなので
石綿さんと足立さんは並んで船付で、わたしは先端部に釣座を構えました。
曇り空により光量の少なさが気になり〔喰わせグレ/ケイムラ:4号〕にて釣りを開始。
2投目で30cmほどの口太メジナを掛けたがその後はエサ捕りのフグによる猛攻。
強さを増してきた東の風。風とは反対方向に流れる早い潮になったところで〔渋グレ:3号〕に。
軽い仕掛けでは入っていかないので3Bウキに替えると微かなアタリを捉えるが
違和感なのか喰い込まずフグとは明らかに違く残った刺しエサが帰ってきた。
そこで登場させたのは超小粒4Bウキ。ハリス1.5号に〔グレ小鈎・送り呑ませ:3号〕。
先端部から7m~8m沖にある沈み根の脇でウキが勢い良く消し込まれ、
慎重に引き寄せたのは41.5cmの口太。同様に30cm後半が連続でヒット。
ここで足立さんに釣座を譲り最も丘寄りで竿を出すが
ポツリポツリと木っ端メジナで終わってしまった。
港に戻れば「牛が瀬」に渡っていた静岡支部の藤田将之さんは
43cmを手にニッコニコの笑顔であった。
2016年01月25日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜伊豆入間でのクラブ月例会 〜
我がクラブの1月の月例会が、1月17日(日)に入間で行われました。
ずっと西風が吹き荒れていた伊豆半島ですが、やっと気圧配置が変わって『ナライ』(北東風)が吹き、半島の西側の釣り場は待ちかねていた釣り人たちで大賑わいです。
例会では朝のくじ引きで磯に降りる順番を決めますが、今日は何と2番を引いて、新年早々良運です。港を出たあたりで船の水温計を覗くと16.0度。この冬は高めに推移していた水温もここ数日で若干下がってきたようで期待が膨らみます。
日吉丸が最初に着けた『加賀根』に私を含めた5人が降りました。船付け付近にチャランボを打ち込み、仕掛けの準備をします。今日は6.3mの磯竿に、道糸とハリスは2.25号通し。ウキはF-Logic製のフォース(Mサイズの「0」号)を選択し、道糸とハリスの直結部分にガン玉のG5を噛み付けました。針は自重のあるヤイバ「閃烈グレヘビー」の7号で開始です。
潮は上っており、この場所では左から右に向かって流れています。風は、本来は右後方から吹いているのですが、ここでは背後の崖を回り込んで左(南)からの風になります。仕掛けを沖に投げて潮に乗せようとすると、この風に道糸が押されて、仕掛けより道糸が先行してしまうので馴染みが良くありません。風の影響を避けるために足元近くを狙うと生命反応がなく、エサがそのまま残ってきます。
ガン玉のG5をハリスの真ん中あたりに追加し、足元から出ている弱いサラシを利用するなどして頻繁に道糸を操作しながら流すとうまく馴染んでくれたのか、本日最初のアタリが出ました。36~7cmの口太です。例会で検寸に出すことができる35cm以上を先ずは1匹キープです。朝の内に1匹キープできると気が楽です。あとはこれよりデカいのを釣ることが目標です。
その後は主に尾長の32~3cm程度のものがポツリポツリと掛かってくる程度。アタリも遠いですが、型も良くなりません。
10時半の満潮時刻前後になると少し潮が緩んできて、仕掛けが沖に見える『河伍』の方向へ出て行くようになりました。
風も緩んで流しやすくなったので、ウキ止めの位置を調節して、そのまま素直に流すと、思った通りに喰ってきました。40cmに届くか届かないかの口太です。続けて尾長も40cm弱のものが釣れました。
入間は20年以上も通い続けている釣り場なので、海の変化に頭で考えるより先に身体が反応して、仕掛けをいじり、コマセや仕掛けを投入するポイントを微妙に変えて食わせた感じで、魚は大きくありませんが会心の釣りです。
その後すぐにまた潮が変わり、その後も口太と尾長が混じってポツリポツリと釣れましたが、35cmを超えるものは多くは混じりませんでした。それでも今日は強風に悩まされることもなく、筋肉痛にもならずに楽しく一日の釣りができました。
釣行データ 1月17日(日)
場 所:入間(加賀根)
天 候:曇り
渡 船:日吉丸
潮回り:小潮(満潮:午前10時半頃)
2016年01月21日掲載文
フィールドアドバイザー大西与志夫氏のレポート
〜三重県神前浦 六○渡船 釣行レポート 〜
ここ最近、旨い魚が釣れ続いているとの事で、今年の初釣りは神前浦へと向かいました。チヌもポツポツ釣れているらしいのですが、今回はとにかくアタリがあって、お土産確保優先の選択です!
朝一番はダンゴを入れずに落とし込みで様子を見ていると、着底から5分後くらいに大きなアタリ!強引はありませんが結構な重量感で上がってきたのはサメ・・・。これを機にダンゴ釣りへとシフトします。
すると、しばらくしてから穂先に反応が出ます。「コンッ!」の後にゆっくりと押さえ込んでいったところですかさずフッキングすると本命!?ゲットです。
神前浦では40cm級の大アジが回遊しているのです。大きいものでは最大50cmオーバーも釣れています。
底付近でもヒットしますが、群れの中心はもう少し上の層。だから、中層での釣りや食わせ方を練習するにはちょうどいいんです。しかも大型アジなので、ファイトも楽しめます。
このポイントの水深は35m。筏釣りの平均水深は約10m前後なので、超深場ポイントと言えます。なので、ダンゴの配合次第でその日の釣果が左右されることもあり得ます。
ダンゴの沈下途中で割れてしまうと、底での釣りが出来なくなってしまうし、撒き餌が拡散してマイポイントがぼやけてしまう。逆に、粘りだけでダンゴをまとめてしまうと、いつまでたっても割れないから時合をのがしてしまったり・・・。
ダンゴコントロールはなかなか奥が深いですね。
中層メインで時折、底も探りながら釣りをしていると、マダイやチダイもヒットしてくれて退屈しない時間を過ごせました。
ひとまずお土産は確保できたので昼食タイム。最近お気に入りの七輪でホルモン鍋!体が温まります。
昼からの後半戦は、中層と底の釣りの割合を変化させて底狙いメインで。夕方になって底の雰囲気が良さそうになってきたので、スパンの長い釣りをしていると、力強いアタリ!上がってきたのは40㌢級の天然マダイ。
狙い通り!?お土産は十分に確保でき、初釣りで楽しい釣りが出来ました。
今後はそろそろ乗っ込みのハシリが期待できるので、次回はチヌ釣りでお世話になろうと思っております。
2016年01月20日掲載文
フィールドモニター田代智之氏のレポート
〜大分県鶴見先の瀬での初釣りレポート 〜
新年明けましておめでとうございます。今年も安全で楽しい釣りを心がけて行きましょう!今年も初釣りは先の瀬釣行でした。上がった磯は中のハエ南です。ここは、下げ潮のポイントで、上げ潮が入ってくると、釣りにならない状況になります。今日の潮は、満潮が午前6時30分。釣るには最高の潮といえるでしょう。納竿は潮の関係で、午後12時30分です。下げ潮が入っている時間帯が釣りタイムです。
今日の出航は午前3時です。新年会も兼ねています。各自様々な食材を持ち込んでいます。夜が明けるまでの短時間でしたが、楽しい釣り談義で盛り上がりました。完全に夜が明けてからの竿出しです。縦に長~く並んで仲良く竿を振ります。マキエが効き始めてからは、各自ほぼ入れ食い状態で竿が曲がります。ハリス3号ですが、クロは違和感なく食ってきます。型も揃っていて、平均して35㎝位でしょう!ほとんどのクロはブリ上げていますが、中には40㎝オーバーの良型も混じり、丁寧にたも網で掬う場面も多く見受けられます。潮は一方通行の右流れです。マキエが集まっている場所では、クロの乱舞があってたようです。納竿予定は、午後12時30分でしたが、みなさん早々にクーラーが重くなって早めの納竿となりました。
帰りにはみんなで磯の掃除をして、きれいな磯にしてから先の瀬を後にしました。港に帰ってみんなの釣果を見てみると、50㎝近いクロがかなりの数釣れていました。また来年も行きたい磯です。
2016年01月19日掲載文
フィールドモニター松井誠氏のレポート
〜瀬戸内海の寒チヌ 〜
1月17日地元の波止に寒チヌ狙いに行って来ました。
香川県では毎年この時期は水温が9℃前後まで落ちる為、殆んど生命反応のない魚を相手に冷たい風に耐えながらの試行錯誤の釣りになります。
ウキを交換したり投入点を変えてみたりしますがそれプラス針の選択も重視しています。
メインは遠投してもズレの少ない「ヤイバダブルX」を使用しますが、アタリがあるけどノラない時には、「プロフェッショナルチヌ」に交換しています。
重量が軽くなり吸い込ませやすくなり細軸の効果で刺さりも抜群です!
試行錯誤して釣れる寒チヌの達成感は最高です!
2016年01月19日掲載文
フィールドモニター山崎義定氏のレポート
〜五島列島での初釣りレポート 〜
1月9日、10日五島列島の下五島へ初釣りに行ってきました。1日目は富江の大クジラへ瀬上がりです。竿出し時間が2時間程しかありませんが、まずは今年の安全釣行、大漁祈願のお神酒を上げ釣り開始です。
仕掛けは7mのハリスに0号のウキを通した仕掛けとし、ハリは閃烈グレミドルの5号をセットしています。潮は左から右に流れており、まずは潮の中を釣ってみるとアタリがないままエサが取られていました。数投しても同じなので、ウキ止めを付けてタナを調整しながら釣っていくと誘導幅半ピロでアタリがあり、今年1匹目のクロをゲット。サイズは32、3センチ程ですが初ヒットがクロだったのでピース。すぐに2匹目も釣れましたが、2匹ともハリを飲んでいたので少しずつウキ止めを動かしてタナを微調整。すると、しっかりと上唇をハリが捕らえるようになり、数匹追加したところで1日目は終了となった。
2日目は大瀬崎の下のオゴ瀬に瀬上がりです。前日同様の仕掛けで釣り始めてみるとさっそくアタリがあり、さっそく来たか!と、合わせを入れますが竿に乗りません。昨日より喰いが渋い?と考え、ハリをヤイバ口太グレリズムの5号へ変更です。合わせもウキが入ったらすう~っと竿で聞いてみてみるとゴン!と竿に乗ってくるようになり、このパターンで35㎝前後をポツポツとキープ。
潮が下げに変わると左へ潮が流れるようになり、魚の食い気も上がったため、ハリを閃烈グレミドルの6号へ、ウキも00のウキを潮の中に入れ込みながら釣っていくパターンへ変更。するとバチバチ!と糸走りのアタリが連発。ハリもしっかりとジゴクや上唇を捕らえています。後はサイズアップ!と、仕掛けの投入位置やタイミングをずらしたりしてみますが同じサイズばかりで、納竿時間まで1時間を切りました。
すると干潮までまだ時間があるのにいままで左に流れていた潮が右へと流れ始めエサが残ってきました。時間的にもこの1投がラストチャンスと集中して流していくと今日一のアタリが来ました。合わせるとグーン竿に乗り、竿を絞り込んできます。慎重に浮かしタモに収まったのは42cmのオナガでヨッシャー!とガッツポーズ。その後、また35㎝程が当たってきたため納竿とした。
今回、魚の活性に合わせてハリの変更をできた事が釣果へと繋がり、初釣り大成功となりました。
2016年01月19日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜石取根へのリベンジ釣行 〜
前回レポートした通り、1月4日の石取根での初釣りは、季節風が吹き荒れて早上がりとなり、しかも釣果の方は根ずれでバラシが連続し、悔しいものとなりました。1月8日(金)、筋肉痛はとれたものの心の痛み(悔しさ)は癒えず、どうしてももう一度同じ場所で釣りをしたいと、大塚会長と渡辺氏に付き合ってもらって石取根に出かけました。
今日も風が強くなる予報ですが、いくらなんでも4日ほどは吹かないだろうとの読みです。先日と同じ場所で竿を出すと、ウネリはなく磯際まで降りられる状況です。
タックルも先日とほぼ同じです。磯竿の1.5号(6.3m)に道糸は3号、ハリスは最初から3.5号。ウキはF-LOGIC製のプロストリーム(3B)を選びました。直結部分に3Bのオモリ、ハリスの真ん中にガン玉(G3)を打ち、針は自重のある閃烈グレ・ヘビーの7号と8号。
竿1本ほどのタナで2~3度流しますが反応がないので、ガン玉を追加して少し深いタナを探るとアタリがありました。最初は35cm程の尾長です。
その後も同じタナでアタリが出て、尾長と口太が釣れてきます。潮はゆっくりと下っているのでこの場所はケンミになっており、ゆったりとした釣りです。メジナに加えてブダイやサンノジ、サンバソウやタカノハダイなどなど賑やかに釣れました。メジナはほとんどが35cmから45cm級。今日は先日と違って、磯際に降りてやり取りできるので根ずれでのバラシはありませんでした。ただ、先日から居ついている2~3匹のサメが釣れた魚を追いかけてきます。
今日もまた風がどんどん強くなり、昼前ぐらいからは『背後から回り込んだ風が正面から潮を噴き上げる』と言う先日と同じような状況となりました。メガネが塩だらけで何も見えなくなり、何度もお茶でレンズを洗いながらの釣りを余儀なくされました。
10時ぐらいには潮が緩みアタリが遠のきました。一旦休憩して弁当を食べ、船付け付近で竿を出している大塚会長や渡辺氏と情報交換などしていると、その間に上りの潮が射してきました。上り潮はどんどん速くなり、沖に投げた仕掛けがすぐに手前に戻ってくる状況は先日と同じですが、今日は少し角度が違うのか、磯際に押し付けた流れが左に払う速度が速いようです。先日と同じく磯際に仕掛けを張りつけようとしますが、左に流されてなかなか落ち着きません。無理やり仕掛けを止めて何匹かを追加。クーラーボックスも満タンになったので、早めに竿を置いて道具を洗い、船が来るのを待ちました。
今日は道具のロスもなく、釣果的にも先日の雪辱を果たすことができ、再度筋肉痛になりましたが心の痛みは消えました。
それにしてもこの時期に季節風が吹くのは仕方ないことではありますが、もう少し風の穏やかな日に釣りがしたいものです。
釣行データ 1月8日(金)
場 所:石取根
天 候:晴れ(西風強い)
渡 船:喜一丸
潮回り:大潮(干潮は10時過ぎ)
2016年01月12日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜石取根での初釣り 〜
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年も海の安全と好釣果を祈って、初日の出を拝んできました。写真をお届けします。伊豆半島に居を構えて8回目のお正月。8年連続で初日を見ることができました。
早速、1月4日に初釣りに行ってきましたのでレポートします。
クラブの仲間8人が田牛(とうじ)の港に集まり、2組に分かれて4人が横根へ、私を含めた4人が石取根へと向かいました。
初釣りに期待は高まりますが、今日は損失の多い釣りになってしまいました。
先ず、朝の渡礁時に荷物を送ってもらっていて、船から私のチャランボを受け取った人が手を滑らせて海に落としてしまったのです。2本持って来ていたので釣りには困りませんでしたが、これが本日の損失の始まりです。
海はウネリがあるものの朝の内は風が弱かったのですが、今日は西風が強くなる予報なので、途中から当て潮になることを覚悟で東向きに釣り座を構えました。
タックルは磯竿の1.5号(6.3m)に道糸は3号、ハリスは2.5号。ウキはF-LOGIC製のプロストリーム(3B)を選びました。直結部分に3Bのオモリ、ハリスの真ん中にガン玉(G3)を打ち、針は自重のある閃烈グレ・ヘビーの7号を結びました。
沖から大きなウネリが入ると足元に大ザラシが出来て仕掛けが落ち着かないので、ウネリが来ない間隔を狙って仕掛けを投入し、馴染ませると竿1本半ぐらいのタナで喰ってきました。朝から30cm強の口太と尾長が釣れたので、今後に期待が膨らみます。
その後もポツリポツリと魚が釣れますが、どれも30cm前後で型が良くなりません。そうこうする内に上りの潮がどんどん早くなり、9時半頃には仕掛けが馴染む前に足元に流れて来てしまうようになりました。
一旦小休止をして弁当を食べ、右奥の方で竿を出している大塚会長と柳川氏としばし談笑。二人もこの潮では釣りにならないと一休みです。
暫く休んだ後に釣りを再開しました。1号の仕掛けに変えてハリスを短くつめ、更にハリスにガン玉を段打ちにして磯際に貼り付けます。足元しか狙えないので、このような仕掛けで待ちの釣りですが、これが功を奏して、40cm前後が連発しました。しかし良型は全部、足元の根に糸が擦れてバラしてしまいます。いつもなら下に降りて水際に立つことで足元の根はかわせるのですが、この日はウネリが大きくて前に出られなかったのです。
ハリスを3.5号まで上げ、40cmぐらいまでなら強引に浮かせて何とか取り込めますが、1匹釣る度にハリスはズタズタです。根掛かりも何度もあり、風が強くて仕掛けが暴れるので道糸も傷んでいます。竿も穂先を2本折ってしまいました。ウキは、はっきり覚えていませんが、少なくとも5つか6つは失くしました。
終わってみると、チャランボ1本とウキ5~6個を海に奉納し、竿2本を修理に出すことになりました。
あの強風の中で一日竿を振り続けられたのは、初釣りに心が高揚していたからでしょうか?今度はもう少し穏やかな日に釣りを楽しみたいものです。
最後になりましたが、今年も皆さんが『安全に』『楽しく』釣りを続けられることをお祈りします。
釣行データ 1月4日(月)
場 所:石取根
天 候:晴れ
渡 船:喜一丸
潮回り:長潮(満潮は正午過ぎ)
2016年01月08日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜下流(したる)でもグレ釣り 〜
私が所属するクラブの12月度月例会が12月27日(日)に下流(したる)で行われました。
前日に宿泊して、夕方から年次総会、続いて忘年会を行い、翌日は朝の5時に港に集合して、例会恒例のくじ引きです。下流の例会では、くじの順番に自分が乗りたい磯を指名していきます。
気温は低くないものの西風が強く、厳しい釣りが予想されます。沖磯は最初から無理と、地方の磯から埋まって行きました。ひそかに狙っていた「ヤシナマリ」や「オヨ島」、「トーリツの離れ」などは早々に取られてしまい、20番くじの私には選択肢は残っていません。冬にしか乗ることがない「小黒」を選びました。過去に寒の時期には何度か良い釣りをさせてもらっており、決して侮れない磯ではありますが、この日の海はかなり厳しく、一日中ウネリに足元をさらわれる釣りでした。
本日の仕掛けは、磯竿の1.5号(6.3m)に道糸2.25号、ハリス2.5号、針は先ずはヒネリグレの6号で様子見です。このあたりは水深が浅いので、ハリスは1ヒロ半。ウキはF-LOGIC製のバーテックス(Mサイズ)G2負荷のもので始めました。
潮はゆっくりと上っていて、この場所では右に向かって流れています。しかし西からの強風が逆方向に仕掛けを押し戻してしまうので、なかなか馴染みません。仕掛けが馴染まないと表層に五万といるサヨリが餌を盗ったり針がかりしてきます。
ガン玉を追加して仕掛けを馴染ませるとやっとアタリが出ました。27~8cmの口太で、これはリリース。
今年は12月に入った頃からサヨリの大群が伊豆半島に居つき、コマセを打つと正に「踏んで歩けそう」なほどサヨリが湧いてきます。道糸にもピンピンと当たるのが手に感じられます。しかし、それより手ごわいのはフグでした。コマセワークとオモリ使いで何とかサヨリをかわしても、その下には「サヨリを踏み外したらフグを踏んでしまいそう」なぐらいのフグの大群がいるような感じです。いつの間にか針がなくなっているか、針が残っていてもハリスがガジガジになって上がって来ます。時折針にかかって白い風船が上がって来ます。何度も何度もハリを結び直して、気が付くと2袋以上の針を消費していました。ハリも段々大きくしていって、最終的にはヤイバグレの8号を使っていました。
サヨリとフグの二層攻撃をやっとのことでかわすとコッパグレやウミタナゴ、カワハギなどが釣れますが、型が良くなりません。それでも手前での釣りを続けながら時折遠投していると、やがてアタリがあり、強い引きが来ました。良型のメジナに違いありません。しかし…、寄せてくる途中で、10mぐらい沖にある浅根に張り付かれてしまいました。小さな磯の上を右に行ったり左に行ったり、道糸を張ったり緩めたり、張らず緩めずの状態で待ってみたり、色々やってみましたが、結局根から出すことができずに無念のバラシ。
残り少ない時間ですが釣りを続けていると、再度大きなアタリがありました。先ほどの根をかわして取り込みましたが、魚はそれほど大きくはなく40cmには届きません。その後はアタリが遠のき、ついに納竿時間を迎えてしまいました。
一日の釣りを終えてみると、頭から何度も飛沫を被り、足元をさらう波が時折膝上まで這い上がってくるので、長靴の中には海水がたまっていました。
例年この時期は季節風の影響で、中々思うような釣りにならない日が多くなります。今年はそれに加えて、夥しい数のサヨリ、その下には例年以上にフグが跋扈しているようです。もう少し水温が下がってくれれば…とも思いますが、さてさてどうなりますことやら。とにかく今シーズンの幕開けです。
釣行データ 12月27日(日)
場 所:下流(小黒)
天 候:晴れ、終日西の強風
渡 船:坂下丸
潮回り:大潮(干潮は午後0時半頃)
2016年01月08日掲載文
フィールドモニター青田朋和氏のレポート
〜寒グレシーズンイン 〜
皆さんあけましておめでとうございます。
昨年末に日振島へ釣り納めに行ってまいりました。
あがった磯は才蔵の奥奥という場所でした。
とりあえず、磯際にマキエをまくとエサ取りで海中が真っ黒です。
予め状況は予想されていましたので遠投の出来る仕掛けに
本日も遠投フカセモードの2号でスタートしました。
およそ30メートル先へ仕掛けを投入しマキエ を1パイ
そして際に4,5ハイまきます。
すると1投目から30オーバーのグレが釣れてくれました。
「今日はイケる」と思ったのも束の間で2投目以降は
コンスタントにグレは釣れてくれるもののサイズが落ちて
せいぜい25,6センチのグレしか釣れません。
次は、ポイントを作りなおして1投目、35センチが釣れます。
しかしまた2投目以降はコッパグレになってしまいなかなかサイズが
あがりません。
釣り時間の半分が過ぎたところで船着きの前方に沖へいい感じの
潮目ができているので釣り座を船着きに変え、磯際に7,8ハイ
そして投げれるだけ沖へ2,3ハイのマキエを投入し仕掛けを流 して
いきます。
この作戦が功をそうしたのか沖あい50メートル付近でラインを持っていく
アタリがあり、重量感のある引きであがってきたのは46センチのグレでした。
その数投後にさらに重量感のある引きであがってきたのは
50センチにあと一歩及ばずでしたが、よく肥えた49センチが釣れ
終わってみれば型、数共にまずまずで、良い釣り納めとなりました。
これからますます良い型が釣れてくるシーズンになりますので
皆さんも足を運ばれてはあかがですか。