2017年12月09日掲載文
フィールドモニター新井郷平氏のレポート
〜三重県紀東梶賀へ大会参加 〜
釣行日 2017年11月17日(金)
サンラインカップ予選の為、大型グレの宝庫、三重県梶賀にTEAM YAIBA渡邊会員と釣行してきました。
毎年、11~6月初めまでの期間中、5000人を超える参加者が集い、毎月最長寸を釣り上げた上位7名が決勝へと進出することが出来ます。
日頃のキーパーを揃えていく、トーナメントとはまた違った、1尾勝負のエキサイティングな釣りを楽しめる大会です。
今回もサポート頂いたのは榎本渡船の榎本船長。前週まで好調だった、梶賀エリアも右肩下がりの水温低下でやや低迷気味のようです。
釣り場は船長のオススメで大ナべの水道側へ渡礁。
潮は満潮から下げへ入り、波カブリ方向へゆっくりと動いています。
スタート時は「ヤイバグレ」6号。
この針は中軸、中量でその日のグレの活性を見てその後の針のローテーションに繋げやすいのでパイロットフックに最適です。
朝一の、薄暗い状況では、同形状でケイムラ効果のある「ヤイバケイムラグレ」と合わせてローテーションしていきます。
まずは、足元に入れたボイルの潮筋を2~3ヒロで合わせ、朝の高活性時に数枚拾っていきますが、サイズは30㎝前後。
その後、遠投に切り替えて、ボイルの溜まっている沖の潮目で35㎝までを追加。
仕掛けを深く入れると、梶賀名物大型のイスズミやサンノジ。時折、嬉しいお土産のイナダやシマアジが竿を絞っていきます。
干潮一杯から上げに差し掛かり、期待していた潮がカガリ方向へ向きを変えました。そこでボイルを少しかじられたり、サシエだけを取られるグレらしきアタリが。
針を「ヤイバ渋グレ」6号に変更。
軽量の針で沈下速度を抑え、短軸で喰い込みを促します。
先打ちしたボイルをゆっくりとサシエが追いかけるイメージで、仕掛けを流します。
少量の追いコマセを入れ、潮のヨレで仕掛けを止め良型の喰い上がりを期待すると…
当日最大の45㎝が微笑んでくれました。
この魚で11月の予選を通過。
3年連続で決勝に進出することが出来ました。
その後も同じ釣り方でグレは出るものの、
徐々にサイズがダウンしていきます。
そこで針を「ヤイバ渋グレ ヘビー」に交換、
仕掛けを少し深く差して、馴染ませ方を変えていくと再び40㎝クラスの良型を追加することが出来ました。
針の形状はそのままに線径、重量を変更出来る
針のラインナップは、その針の特性を生かしつつ、釣りのバリエーションを増やすことが出来ます。
今シーズンもこのまま水温が下がり、安定してくれば本格的な寒グレシーズン突入です。
深いタナを攻めることも多くなる時期ですが、
ジンタンの取り外し同様、まずは魚に1番近い針の交換が釣果アップに繋がるかもしれません。
まもなく、、、50㎝クラスの大型が期待出来る季節がやってきます。