2017年03月10日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜3月例会 釣行レポート 〜
クラブの3月の月例会が入間で行われました。私と池ピー(池山氏)乗れたのはかなり地方の「トウジ」。入間にはもう20年以上通っている私ですが、この磯には今までに1回だけしか乗ったことがありません。その時はボーズだったと記憶しています。一緒に渡礁した池ピーが沖向きの釣り座を選んだので私は陸側に入りました。弱いながら沖から港方向に向かって風が吹いており、小さいけれど少しウネリが入ってきますが、どちらも釣りの邪魔になるほどではありません。
狙いどころもわからず一瞬途方にくれましたが、気を取り直して道具をセット。愛用の2号竿(6.3m)を伸ばし、道糸とハリスは2.25号。ウキはF-Logic製のプロストリーム(Mサイズ、G2負荷)を使用し、道糸とハリスの直結部分にG2、そしてハリスの真ん中にG6を打ちました。針はヒネリグレの6号。
先ずは磯際を中心に狙ってみますが釣れてくるのはベラばかり。全く釣り荒れておらず、滅多に釣り人が来ないところだと言うことがよくわかります。暫くはメジナの気配がなかったのですが、30分ほど粘っていると小メジナが釣れました。きれいなメジナですが、大きさは25cm程度と規定サイズには程遠く、リリース。その後も磯際を狙いますが魚の気配がありません。
周りの様子を見てみようと一段高いところに上がると足元にピトンを打った穴がいくつか空いており、どこかに石鯛師が狙う根があるようです。沖に目をやりますが逆光で良くわかりません。横に移動したり高い場所に上がったりして、太陽の光が邪魔にならないようにしながらウネリが少し持ち上がる場所などを観察していると、どうやら沖向きのそれほど遠くないところに根があるように思われました。
その根と思われる辺りに何投かすると根掛かり。何度か根掛かりを繰り返すうちにだんだんと根の位置がわかってきました。根の少し手前や横などを攻めているとやがてメジナが釣れました。30cmぐらいで、まだリリースサイズですが、磯際と違って魚の気配があります。
同じ場所でその後もポツリポツリとメジナが釣れました。だんだんと型も良くなり、検寸対象となる35cmを超える魚が釣れました。ボーズを逃れてホッと一息です。
その後数匹の検寸サイズを追釣し、サイズアップを狙いましたがなかなか大きいのが釣れません。
太陽が高くなってくると釣り座からも根の位置や大きさが良く見えるようになりましたが、満潮の時間を過ぎた10時ごろからはほとんどアタリもなくなり、そのまま磯上がりの時間まで全く魚は釣れませんでした。
結局、最大でも40cmには少し届きませんでしたが、自分としては苦手の磯を克服した満足感がちょっとだけ残りました。
釣行データ 3月5日(日)
場 所:南伊豆 入間(トウジ)
天 候:晴れ
渡 船:日吉丸
潮回り:小潮(満潮:午前9時過ぎ)