2017年01月06日掲載文
フィールドモニター渡嘉敷正輝氏のレポート
〜年末釣り納めのフカセ釣り 〜
沖縄のスタッフの渡嘉敷です。よろしくお願いします。
12月31日にスタッフの米原氏と釣り納めにフカセ釣りに行ってきました。
少し沖縄の磯釣りについて簡単にご紹介です。沖縄のフカセ釣りは渡船が少ないため地磯か防波堤での釣りが中心となります。また魚種も豊富で強烈な引きの魚たちがターゲットとなります。今回の釣行も沖縄本島の北に位置する宜名真という磯に行ってきました。ターゲットは沖縄の県魚のグルクン(タカサゴ)です。ヤイバからも専用の針が販売されております。
ポイントにつくと風も波もなくコンディションは最高でした。エサを撒くとグルクンがちらほら見えます。しかし、2~3mのサメも3匹磯についており、時間をかけてやり取りすると横取りされるような状況です。
早速米原氏がグルクンを釣り上げました。釣ってすぐはブルーに輝くきれいな魚体をしています。グルクンといえば唐揚げが有名ですが釣りたてのグルクンは刺身でも最高です。
私もグルクンを狙っていたのですがなかなか釣れないため、沖にいい潮が走ったためグルクン狙いから回遊魚狙いに切り替えました(グルクン針→グレリズム)。切り替えてすぐ強烈なアタリをとらえました。サメにでも食われたのではないかと思うスピードで一気に沖に100m以上走られました。リールにまかれた糸も底が見え始めたため、いちかばちか強引に止めてみると止まりました。それからサメを気にしつつも10分ほどゆっくりやり取りをして上がってきたのは3kgを超えるスマカツオでした。
その後はグルクンの活性も上がり、米原氏も私もコンスタントにグルクンを釣り上げました。時折みえる大型のサンノジやゴマモンガラ、グルクマなどを掛けるもサメの活性も上がり掛けては食われるの連続でした。掛けても食われる状況が続いたため釣りは終了しました。
グルクンはエサを探すと加速しオキアミを吸い込み反転する魚です。しかし口は弱く強引なやり取りでは口切れを起こします。グルクン針は反転した際にしっかりとかかるような形状をしているため、重宝しています。