2014年10月10日掲載文
八次秀樹氏のレポート
〜近場の磯でクロの引き堪能 〜
台風18号の余韻が残る北部九州、そんな時でも近場、内海の磯なら竿が出せるポイントがあり、長崎の西海市にある呼子ノ瀬戸に出かけてみた。
時期的にまだ早いかな?と思いつつも鉄塔下という、流れの速いポイントに五幸丸の案内で渡り、さっそくパン粉中心のまき餌を足元に巻いてみる、
すぐに大量のエサ取りのお出ましかと思いきや、意外にも少ないではないか、中には小型のクロも見えており期待が持てそうだ。
得意の全層仕掛けに、センレツぐれのライト5号を結び、本流の際をゆっくり流してみると、付けエサはとられていた、投入ポイントを変えて、周辺に無数に見えている沈み瀬の
辺りを丹念にチェックし、反応を見ると、本流が大きな沈み瀬を超えて流れている場所でアタリがあった、その時ウキが沈み瀬の方に入っていったので、やはり沈み周辺のやや深い場所に
クロがついているようだ、針はがっちり上唇にかかっており食いあがってきた事がうかがえる。
30センチ弱であるが、この周辺ではなかなかのものだ。同じパターンでぽつぽつ釣り上げて行くが針が飲まれる事も多くなってきた、そこで針をサイズアップしていく、7号のセンレツに付けエサも
大きめのボイルにすると再びいいところに針掛かりするようになり、サイズアップにも成功した、その後はどんどんクロの活性も上がっていき、1ヒロまで食いあがるようになってきた、
これは、クロをかけた後、どこに針掛かりしているか観察し、飲まれていたら、ガン玉を軽くしたり、ハリスを短くしたり、ウキの浮力を大きくして張り気味にしたりで対応していくと良い感じであった。
また、付けエサも、多種多様で、状況に合わせるとよく、針とのマッチングは必要不可欠である。生のハード系オキアミには、センレツグレ、ボイルにはプロフェッショナルグレ、生のオキアミには、
渋グレなど、軸の太さや、長さをエサに合わせていくと釣果も違ってくる。
待望の夕まずめの時には、一投一尾の入れ食い状態で、近場とは思えぬ良い釣果にめぐまれ。
これからもしばらくはよさそうな気配であった。
針 センレツグレ ライト4~5号
渋グレ 5~6号
プロフェッショナルグレ 5~6号