2018年12月10日掲載文
フィールドモニター高橋新吾氏のレポート
〜伊豆半島須崎の沖磯釣行 〜
12月1日に伊豆半島須崎の沖磯へ行ってきました。
南伊豆を予定していましたが風の影響で出船は難しいとの事で前日に急遽すさき丸の船長へ予約を入れると先客で混み合っているものの「6時出船ね~」と快諾を貰い一安心。
異常気象の影響か師走と言うのにまだこの日は震えるほどの寒さも感じず身支度もウルフレインスーツの下はジップシャツにスパッツとライト感覚でした。
順番にお客さんを降ろし私とクラブメンバーの2人は爪木島の外浦向きに渡礁、メンバーは沖側へ行き私は船着きに釣り座を取ります。
目の前は左から沖側へかなり早い上り潮で風も同じ方向から吹いていたので始めは仕掛けが滑らないようにウキを沈めてチャレンジ!
針はほぼ向かい風の中オーバースローで挑むのでつけ餌が取れてしまわないよう「フカセ遠投モード2号」(グレ針6号相当)をチョイス、ケン付、短軸がお気に入りで多用しています。カラーは3種類(イブシ茶、ピンク、ホワイト)有り当日のつけ餌の生オキアミの色合いに応じて使い分けます。
仕掛けが馴染むと竿引きの小気味よいアタリでイサキが食ってきます。時折メジナが来ても木っ端サイズでしたがお土産を頼まれていたのでこのままイサキを連釣し潮の変化を待つ事に、11時頃を過ぎると潮は緩くなりだし終いは完全な当て潮になって目の前は木くずで覆われてしまう始末、それに予報通り西風が強まりだし仕掛けも安定せず2Bウキへ交換してタナをキープするとイサキどころかエサも取られず徐々にウキ下を下げ、竿2本まで落としハリは「ケイムラグレ」5号に結び直し海中で妖しい光を演出、沖目に投げて目の前に仕掛けが到達すると丁度馴染み、ウキ止めを数十㎝上げ下げするとウキが「スーッ」と海中へ引き込まれピンクロッドが弧を描き当日最高の引きで海面に浮いてきたのが写真の口太でした。
その後は同サイズより少し小ぶりの口太を二尾追釣するとまた潮が変わってしまいイサキしか釣る事が出来ませんでした。
サイズには不満は残るものの爆風の一日の中ワンチャンスをものに出来たのは幸いでした。
使用タックル
竿 ヤイバロッドウルフタイプⅠピンクスペシャル 1.25-53
リール 2500LB
ミチイト 1.75号
ハリス 1.75号~2号
ハリ フカセ遠投モード1.5~2号 ケイムラグレ5~6号
神奈川支部 高橋 新吾