2018年11月14日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜毎年恒例の入間荘杯 〜
毎年恒例の入間荘杯が11月11日(日)に行われました。入間荘の船長が常連客に日頃の感謝を込めて毎年たくさんの景品を用意して開催してくれるこの大会も今年で既に17回目の開催となりました。
クラブの釣り仲間である佐野氏と浅井氏とで即席のチームを組んで登録を済ませ、運良く1番のくじを引き当てたので、底物師数人を『牛根』に下ろしてからその手前の『河伍』に3人で渡礁することができました。今日の大会ルールは30cm以上のメジナを対象とし、一尾長寸で競います。
私は北の端にチャランボを打ち準備に取り掛かりました。いつも通り6.3mの磯竿を伸ばし、2.25号の道糸、2.5号のハリスにヤイバグレの7号を結んで始めました。
足元左側にコマセを打ち、左に少し仕掛けを投げて潮の中に入れると朝の1投目から元気なメジナが釣れました。28cmぐらい、規定サイズにやや足りないのでリリース。その後も1投1尾の入れ食いで10匹ほど釣った頃から魚がイサキに変わりました。ところが目の前に人の背丈以上もある大きなサメが現れて、魚が針に掛かる度に片っ端からそれを食いちぎっていきます。
何匹かの魚をサメに横取りされたところで諦めて磯の反対側を向きました。こちらは足元のハエ根が邪魔になるので、朝から磯の南東の端に陣取って釣りをしている佐野氏の横に入れてもらって観音回りで潮を流していくように釣りをします。沖向きの様に入れ食いとは行かず、イサキに混じって規定サイズにやや足りないメジナがポツリポツリと掛かってくる程度です。
潮は次第に緩んで一旦はほとんど動かなくなりましたが、暫くするとまた勢いよく上り始めました。
サメの猛攻を避けて釣り座を変わってから数時間後、一旦止まった潮がまた勢いよく上り出したので再度沖を向いて釣りを開始しました。
朝と同じように潮の中を流していくとまたも一投一尾の入れ食いになりました。釣れる魚は朝よりやや大きく、35cmの規定サイズも何匹か混じってくれました。口太、尾長にイサキが釣れ続け、サメもいなくなって釣りを堪能できました。
魚の大きさが揃ってしまい、数は釣れるものの大きいのが出なかったのが一尾長寸で釣果を競う大会的には残念でしたが、大会の勝ち負けはおまけの話であって入間荘の常連同士が皆で和気藹々と釣りを楽しむのが本来の目的ですから、良い場所に乗せてもらってこれだけの入れ食いを堪能できたのは釣り的には大満足です。
この大会は例年10月の体育の日に実施しているのですが、今年は天候により1か月遅れの開催となったせいか、終わってみると底物の部でも上物の部でもかなりの釣果が上がり盛り上がった大会となりました。
船長と女将、それに大会のサポートをしてくれた常連の皆さんに感謝しながら、たくさんのお土産を持って家路につきました。
釣行データ 11月11日(日)
場 所:入間 『河伍』
天 候:晴れ
渡 船:入間荘 日吉丸
潮回り:中潮(満潮:午前8時頃)