2018年01月15日掲載文
フィールドモニター近藤龍氏のレポート
〜北九十九島でのチヌ釣り 〜
12月29日、田中さん、深江さん、私の3人で北九十九島にチヌ狙いで釣り納めに行って来ました。朝10時過ぎに出船。船長の話では、ここ最近は状況があまり良くないそうで1匹釣れたらいい方とのこと。そんな中、渡してもらったのはアオサという磯。近くに真珠イカダが設置してありチヌが好みそうなポイントをしている。
本日使用するハリは閃刀チヌ(ストレート)・ミドル(オキアミ)1号を結んで釣り開始。この時期の九十九島のチヌと言えばベタ底狙いが基本。最初は多めのマキエを入れポイントを作っていく。
まず最初に魚の反応をとらえたのは田中さん。上がってきたのは足裏サイズのマダイ。続いて型の良いアジ。釣り開始から1時間、ついに本命がヒット。竿を曲げているのはやっぱり田中さん。落ち着いたやり取りでタモに収められたのは45cmオーバーのチヌ。1匹チヌが釣れたことで魚の活性も上がったかなと思ったが、その後は少し沈黙。
次にアタリをとらえたのは私で、ベタ底にツケエサの生オキアミを這わせるイメージで待っていると竿先にコツンというアタリ。合わせも決まり40cm級のチヌをゲット。しかし、後が続かず時間だけが過ぎ夕まづめ。
場所を真珠イカダの一番近くに構え狙っていくが、ここは先ほどの場所から数メートル移動しただけなのにコッパグロ、スズメダイ、フグの活性がすごくツケエサのオキアミがあっという間に盗られてしまう。そこでツケエサを練り餌に変えてみるが反応はなく、ムキ身に変更。すると半分かじられてかえってきた。そこでムキ身で重点的に狙っていき、竿先と道糸に集中しているとジワーッと道糸が真っ直ぐになっていき竿先と一直線になった。合わせを入れるとチヌ特有のコクコクという引きが伝わってくる。引きからして先ほどよりも型がよさそうだ。上がってきたのは45cmオーバーのチヌ。この1匹を最後にチヌのアタリはなく18時納竿としました。
北九十九島のチヌですが、これから1月、2月と寒チヌ、それから3月、4月と乗っ込みシーズンに入っていき数、型ともにおもしろくなってくるのではないでしょうか。