2017年12月27日掲載文
フィールドアドバイザー宇留野達幸氏のレポート
〜友志会の仲間達と新島釣行 〜
12月23日(土)、友志会の仲間達と新島に行ってきました。
天気は良いのですが西風が強く、船はかなり揺れました。新島に到着し長根(沖長根)の先端付近に3人を下ろし、私は久米氏と2人でその奥に降りました。
かなりウネリがあり、時々足元近くまで這い上がってきます。海の様子を見ながら先ずは朝食。7時少し前にきれいな朝日が上がってきました。
朝食を終え3号の磯竿(6.3m)にリールをセット。道糸とハリスは5号通しで針はヤイバグレの9号を結びました。長根は過去に何度も来ていていつも尾長の数釣りを楽しませてもらっています。
足元はサラシで何も見えませんがコマセを撒くとサラシの切れ目アタリで早くも魚の反応が見られ、美味しそうなイサキを数匹確保したところで本命の尾長狙いに切り替えました。
その時に大きなウネリが来て隣で釣りをしていた久米氏の膝下ぐらいまで上がってきました。幸いにも事故はありませんでしたが、私のクーラーが流されてしまいました。船長を呼んで回収し、荷物を更に1段高いところに上げてから釣りを再開しました。
30cm前後の尾長とイズスミの猛攻に悩まされていましたが、やがて強い引きがありました。これは本命に間違いなさそうです。久しぶりの強い引きですが、時々首を振るのが気になります。針を飲み込んでいるのでしょうか。暫くやり取りをしているとハリスが切れて竿先が跳ね上がりました。やはり尾長に針を飲まれていたようです。何度やっても悔しいバラシです。
その少し後にまた強い引き。先ほどよりは少し軽いですが、これもかなりの型物です。やっとの思いで浮かせてタモに収めました。サラシと逆光で魚種がわかりにくいのですが何か違います。引き上げてみると55cm程のイズスミでした。
それからも小さな尾長とイズスミに悩まされていましたが、1時間ほどするとまた強い引きがありました。さっきのイズスミよりはるかに大きそうです。
重く、強く、中々上がってきません。漸く浮いてきた魚体は巨大としか言いようがない感じでした。サラシのタイミングを見てタモに収め、落ち着いて見てみると何と石鯛です。タモが重くて足場も悪い上に時々ウネリが来て足元をさらっていくので慎重に磯に引き上げました。後で下田の港に着いてから測ってもらうと63cm、4.7Kgありました。
昼前には魚信も途絶え気味になり、イサキがポツリポツリと掛かってくる程度になりましたが、最後にまたデカいのが来ました。これも時間をかけて浮かせると先ほどと同じぐらいの石鯛です。今度はタモを伸ばして掬おうとしたところで針がすっぽ抜けてバラシてしまいました。不思議なことに悔しい気持ちにならず、むしろ海に1匹残しておいて良かったとすら思えます。
午後には魚の気配がなくなり、ほとんど何も釣れなくなりました。何とも変な一日でした。
釣行データ 12月23日(土)
場 所:新島 長根
天 候:晴れ 西の強風
渡 船:かねよ丸
潮回り:中潮(満潮:午前8時頃)